皆さん、こんにちはにっしー_です。
今回は『黙示録の四騎士』第210話 ”湖の姫と少年” の感想を書いていこうと思います。
仕事が忙しくなり、更新が遅れました。次話の感想もおそらく最新話更新日に感想ブログが出せないと思われますので、気長に待ってください。今後感想ブログの更新が遅くなるかもしれないので、事前に伝えておきます。
前話、第209話 "神隠し" の深掘りをしましたので良ければ。
それでは前話(209話)の感想・考察を書いた後に新たに気づいたことや思ったことのまとめを。(別にいいやと思う方は読み飛ばして頂いても大丈夫です。まぁ後々気づくことの方がめちゃ多いですがw。他の人の感想とかも参考にしています。)
・湖の姫
湖の姫がなんとなーく魔神化ギーラに見えたり、目が混沌の力を使ってるアーサーに見えたり。
・湖(他の人の感想)
湖の水を飲んだから、ランスやジェリコの魔力が強くなった?
→湖の正体がソールズベリーの魔法の湖であれば、可能性はなくはないかも
・選ばれし者
ランスが湖の姫に選ばれたのは必然?
→ベンウィックにいた行商や騎士団たちは、本人も自覚せずに突然消えたという感じがするけど、ランスだけは目の前に入り口が出てきて、湖の姫に誘われてるから、他の人とは違う。なぜ湖の姫はランスに対して、他の人とは違う行動を取ったのか気になるところ
前話の要約
ランスから語られる神隠し事件の真相。ランスとジェリコが神隠しにあった際に着いたのは果てのない畦道の深い湖。そこで謎の現象が次々と起こり、二人の前に不適な笑みを浮かべる謎の女性がいた。
以下からは初見の感想です(1pごとに読みながら書きながらという感じです。録音した初見読みのスペースもあるのでお時間あれば)
扉絵(1,2p):四騎士だけのカラー絵めちゃくちゃ久々だ
新衣装も良い
3p:湖の姫確定!! なんでランスの名前を知ってるんや?
4p:何目的だ?
ここで新キャラ?誰だ?
5p:混沌の騎士?ランスを襲いそうな気がする・・・
6p:え?湖は自分のモノ?湖の力を独占しようとしてる?
7p:凄い威力だな
兄ちゃんの技受け継いでるやないか
8p:ジェリコも強くなってるなぁ
湖の力って何か関係してるのかな
9p:やっぱり湖の水は何かしらの力がありそうだな
新キャラ君、散った?
10p:ランス可愛い
騎士団の一人だったか
11p:自身の力が制御できていないのか?それともパワーアップしてるのか?
湖の姫はしばらく出てこないのか?
12p:何があったんや
水を飲まないのは結構ヤバい症状になるんやっけ?
13p:ジェリコを守るためにランスが強くなっていった?
3年も続いたってヤバいな
14p:ジェリコを守るために強くなりたいよな
エレインにももちろんバンにも会いたいよね
15p:父さんみたいになりたいよなぁ
ジェリコ、本当にヤバそうだな
16p:タコちゃん?湖の姫も
ジェリコのためにした決断ここでくる?
17p:飲み続けることがダメなのか
ソールズベリーの魔法の湖で確定かな
18p:水じゃなくて魔力そのもの、なるほどな
湖自体も混沌に生み出されたのか
19p:神隠しにあわせたのはお前じゃないの?
目的を知りたいな
20p:湖を飲んでも平気そうだったな
体と一体化してる?
21p:ランスに湖の姫が乗り移ってる的な?
それと引き換えにとんでもない魔力手に入れたってこと?
22p:パワーアップしてる
湖の騎士か・・・異名多くねw
ここからは気になったシーンをピックアップしていきます。
・扉絵
第210話 "湖の姫と少年" は18回目の巻頭カラーでした。〈黙示録の四騎士〉だけで4人全員が揃ってる扉絵って今まで11巻第91話 "対峙" が最初で最後だったんじゃないかな。2年後で4人揃ってのカラー絵をずっと見たかったので、ようやく見れて嬉しいですよ。・・・・・・早バレしてきた奴は許さんが。てっきり幼少期のランスとジェリコのカラー扉絵なのかなぁと思っていました。
ランスとガウェインの衣装は特に変化していなかったので、新衣装になったパーシバルとトリスタンについて。
まずはパーシバルから。ズボンは変わらずといったような感じがしますが、上の衣装は変わっていますね。服の上にミニパーシバルが刻印された盾?もありますね。盾にグローブに、どこかリオネス以降の衣装に感じるところありました。そしてマントが復活してますよ。混沌に乗っ取られたウォーラルダンの"極限のハイプリエステス" でじいじと共に身代わりとなったマントですが、戻っていますね。誰かまた作ったのか?そして「力の循環」用の鞘がありますね。22巻のおまけ漫画 "うっかりさん①" でダブズが鞘を作り忘れたと言っていたので、いずれ鞘が作られるだろうなぁと思っていたら、作られていましたねw
続いてトリスタン。今までは黄色?青?といった濃いめの色の服が多かったのですが、今回の新衣装は薄めの青、水色といったところでしょうか。なかなかに珍しい色合いだったので、かなり驚きました。
・・・2/4で剣が折れてるのはまずいのでは?ダブズに早急に作ってもらう必要がありますよね。
・湖の姫
神隠しにあったランスたちが出会ったのは「湖の姫」だった。
ランスロットとジェリコの前に現れた謎の人物は前話の感想で予想した通り、混沌により生み落とされた「湖の姫」であることが分かりました。湖の姫は聖剣エクスカリバーをカルフェン王に渡した人物ということが分かっていますが、それ以外はほぼ何も分かっていない状態でした。
そんな湖の姫が気になる発言をしていましたよね。
「はじめましてランスロット」
「あなた・・・興味深いわ ・・・一度ゆっくりお話ししてみたい」
ランスも疑問に思っていましたが、なぜランスの名前を知っているのか?ランスにだけ興味があり、ジェリコには興味がなさそうであること。ではなぜランスに興味を持つのか?
ランスの名前を知ったのは、ジェリコがランスの名前を呼んでいたのを聞いたからでしょうか?そしてランスに興味を持つのは、後に描かれた湖の水が関係してくるでしょうね。
・騎士
ランスとジェリコが湖の姫と会話している中、とある騎士がやってくる。
「君たち〜〜〜ここで何してるの?」
「師匠!!人間だ!!! おーーーーい!! 俺たち道に迷っちまったんだ!!! おっさん聖騎士か?まさか行方不明の騎士団の一人だったりする?」
もうランスとジェリコだけしか人間は生き残っていないのかなぁと思ったら、まだいました。ランスたちの後に神隠しにあった人間かとも思いましたが、後の描写的にランスの言う通り神隠しにあった行方不明になった騎士団の一人の可能性が高いですね。この騎士は初めて出てきたキャラですが、どことなく〈闇のタリスマン〉のタムドゥっぽさを感じさせる体格や鎧に感じました。気のせい?
ジェリコを除いてランスが20日ぶりに会った生きている人間。自分も湖に浮かんでいる人間のように死んでしまうのではないかと不安になっていたランスにとってはかなり嬉しい出会いなのではないでしょうか。
騎士の方に目を向けている間に湖の姫がいつの間にか消えていたのは、ランスロットに興味があるだけで他の人間には興味がなく、興味を持たれたくもないという思いがあるのかな。

騎士に質問されたランスが正直に答えていると「湖」というワードが出たからか、いきなりランスに襲いかかりましたね。
「渡さない・・・・・・・・・・・・!この湖は私のモノだぁぁァァ〜〜〜!!!」
いきなり襲いかかったり、湖を自分のモノと主張する辺り、少しおかしい様子に感じますね。これも後のジェリコのように湖の水(水ではないけど)をたくさん飲んでいたからでしょう。
そんな騎士がランスとジェリコに向けて放ったのが"闘気の雨(スピリット・スコール)"。ちゃっかり技名貰ってるw しかもそれなりの威力も持ち合わせてますよ。「闘気」と言ってるくらいですから、戦闘への気力が可視化して雨のように放たれるという感じかな。他のキャラがこの技使えたら、もっと凄い威力になりそう。
そんな騎士の技をランスが受けてしまったことに怒り、ジェリコが"吹雪乱舞(ブリザード・アクセル)"で反撃しました。"吹雪乱舞"と言えば、『七つの大罪』の王都戦でジェリコの兄であるグスタフが魔神化ヘンドリクセンに使用していましたね(参照:『七つの大罪』12巻第94話 "絶望降臨" より) しっかりと"吹雪乱舞"を受け継いでいましたね。そして"吹雪乱舞(ブリザード・アクセル)"といえば、鈴木央先生の過去作『ブリザードアクセル』を思い浮かべますよね。フィギュアスケートを題材にした漫画で面白いので、気になった方は是非。
ランスを守るという強い気持ちが騎士を湖に吹っ飛ばしました。吹っ飛ばすほどの勢いだと思うと、この技もそれなりの威力を持っていますね。湖に落ちた騎士は湖の水に喜んで摂取しようとしたのかな?それが逆に仇となって沈んでしまって、退場案件になってしまったのかな。退場するようなキャラだろうなぁと思っていましたが、想像以上にすぐでしたw
あの〜ランス?ちょっとそこ退いてもらっても?なぜか今嫉妬してしまった。
・普通ではない
ランスとジェリコは改めて連れてこられた場所の異様さを思い知らされる。
ジェリコがランスを守るために負ってしまった怪我をランスが自分の服を破って、手当てをしていますね。それに対してジェリコが「まるで昔のバン見てぇ」と言ってましたが、過去にバンってそんなことしてましたっけ?服を破って手当てをする行為というよりは、破った後の服装がバンみたいという感じでですかね。戦闘でバンの服はボロボロになることがありますから。
こちらの世界に来てからの不思議な現象にジェリコは改めて認識していますね。
・116日目
神隠しに遭遇してから116日、ジェリコに異変が起こる。
できる限り湖の水を飲まないようにしようと言っていたジェリコ本人がかなりの量の水を飲んでいますね。ランスが必死に止めようとするも、その手を振り解くほど夢中に。
「これはお前のためなんだ・・・ この水を飲めば力が手に入る!! そうすりゃお前を守ってやれるだろ?」
湖の姫に会ってから約3ヶ月ほど経過し、どのようなことが起こったかは分からないですが、湖の水を飲み続けた影響か、力を手に入れるために湖の水をガブ飲みするほどの状態にジェリコはなってしまいましたね。「心が昂る水」と言っていましたから、普段とはジェリコの様子が違いましたよね。ここのジェリコに怖さを感じました。その後すぐに我を取り戻してランスに謝っていますが、なぜこうなってしまったのか気になりますよね。そしてジェリコと同じくランスも湖の水を飲んでいると思われますが、なぜランスには影響がないのか?ここも気になるところですよね。

ちょっと髪が伸びてきてるランスも良きですな。あれ?もしかして神隠しの間に髪の毛切ってない感じ?3年間でどうなったのよ、その姿を見せなさい。
一人で修行をしながら色々な決意を固めていますね。今度は自分が師匠であるジェリコを守るという決意いいですね。飲まない方がいいであろう湖の水をガブ飲みしてしまうほどの状態になっていますからね。父親であるバンみたいに強くなりたいというのも改めていいなぁ。
修行しているランスを見ているとやはり武力>魔力というような気がするなぁ。
・湖の水の正体
ランスが修業中、ジェリコが湖に落ち、そして湖の姫が再び姿を現す。
ジェリコが湖の水を再び欲したんじゃないかとランスは思ったのでしょうか?それとも後に出てきた湖の姫がジェリコに何かしようとしていたのが分かったとか?個人的には前者な気がするけど。
溺れたジェリコと共に姿を現したのが湖の姫、そして神隠しにあってから10日目に遭遇した謎のタコ?の触手。タコの触手と湖の姫は無関係なのかなぁと思っていたのですが、関係ありありでしたね。というか後に湖の姫の身体の下が描かれましたが、まさか湖の姫の身体の一部とは思いませんよ。
ジェリコの限界を悟ったため、湖の姫は再び姿を現したようですね。湖の水に疑問を抱くランスに湖の水について説明されました。
「そう・・・この水を飲みつづければ人はみな耐えられずにいずれ死に至るの なぜならこの湖は無限の力の集積場なのだから・・・ これは水なんかじゃない そのあまりの濃度に視覚化された魔力そのものこの湖はーーー混沌に生み出された巨大な魔力貯蔵庫なの」
凄い情報が出てきましたね。湖の姫がいるということはここは『七つの大罪』で魔神王戦の舞台にもなったソールズベリーの魔法の湖です。魔神王を倒した〈七つの大罪〉合技"不倶戴天"はブリタニアを消しかねないほどの威力を持っていましたが、その攻撃をソールズベリーの魔法の湖が吸収していました(参照:『七つの大罪』40巻第332話 "代償" より)さらにアーサーを混沌の王に目醒めさせるためには莫大な魔力が必要でしたが、それをソールズベリーの魔法の湖にある魔力を用いていました(参照:『七つの大罪』40巻第335話 "魔女が求めつづけたもの" より)『七つの大罪』でソールズベリーの魔法の湖は凄い力を持っていることは明らかになっていたので、無限の力の集積場というのはすんなりと受け入れることができました。無限に広がる空間にある広い広い湖、そしてその深さは相当。無限の力の集積場というのは間違いない気がしますよね。
ですが、ここからがとんでも情報。湖の水は濃度が濃いため可視化された魔力そのものであること。そしてソールズベリーの魔法の湖は混沌により生み出されたということ。
今まで魔力は気のようなもので漫画として可視化されてきたことはありましたが、実体化するのは結構ヤバいですよね。そんなレベルなのか。そして後者、湖の姫は混沌にやって生み出されたことは明らかになっていましたが、ソールズベリーの魔法の湖もだったか。湖の姫はなんでブリタニアにある不思議な湖から離れられないのだろうかと思っていましたが、おそらく湖と一緒に混沌に生み出されたのでしょうね。ではなぜ離れられないのか、湖の姫の役割は何なのか?という疑問が出てきますよね。
・目的
神隠しの犯人が湖の姫だと分かったランスはその目的を尋ねる。
ランスが神隠しの犯人を湖の姫だと思っていますが、湖の姫本人は悪者扱いされて怒っていますね。むしろ自分を被害者だと思っていますよ。
「悪いのはね・・・耐えられずに死んじゃう人間 みんな自分から勝手に水を飲んで勝手に死んだだけ だからあなたに興味津々なの!! なぜ湖を飲んでいまだに正気でいられるのか」
食べ物も飲み物をない空間に閉じ込められたら、そりゃ誰だって湖の水を飲もうとなるよ。湖の水が悪影響を及ぼすと分かっても、生きながらえるためには飲むしかないですからね。湖の水を飲み続けたら、襲ってきた騎士やジェリコのように正気を保っていれないのに、なぜかランスは正気を保っていられる。自分が疑問に思ったことを湖の姫も思っていたようですね、しかもかなり興味津々な様子。10日目に触手で襲ってきたり、20日目に接触してきた理由もこれが理由なのかもしれないですね。
そして湖の姫の全体像?が描かれました。先ほども触れましたが、まさか触手が体の一部ですし、さらにはタコ以外にも海洋生物の特徴を持っていました。チョウチンアンコウやカニ,フグに貝などなど。「マジで一体何者やねん」とますます疑問に思いました。
さらに後に驚きの発言がありました。
「・・・私は湖として生み落とされてからずっと・・・・・・ 独りこの場所に縛れていた 本当に・・・本当に寂しかったわ・・・」
「湖として生み落とされて」、さらっと言ってますけど結構重要発言じゃないですか?今話を読んでいて、てっきり「ソールズベリーの魔法の湖と湖の姫は同時に生み出されて、湖の姫はソールズベリーの魔法の湖から離れることはできない」という認識だったのですが、まさかの「ソールズベリーの魔法の湖=湖の姫」という個人的にはとんでもない情報がここで出てきました。ということは、神隠しにあった人間たちは湖の水=可視化した濃度の濃い魔力の巨大貯蔵庫=ソールズベリーの魔法の湖=湖の姫を飲んでいたということですよ・・・・・・。自分が湖の姫だとしたら、人間に勝手に摂取されて嫌だと思いますが、湖の姫にとってはそれが狙いだったようでした。
ソールズベリーの魔法の湖に独りでずっと縛られていたから、人間を湖へ誘い出して、湖の水を飲んでもらうことで自分が人間の中に入り、外の世界へ出ようという考えだったようですね。湖の姫の目的が明らかになり、さらに神隠しの犯人もランスの言っていたように湖の姫であることが確定しました。上記で紹介した前話の深堀りブログで神隠しには2種類あり、今回起こった人間だけが消える神隠しは湖の姫が犯人であり、大地と一緒に人間や動物も消える神隠しはアーサーが犯人であることはほぼ間違いなさそうな気がしました。ここで疑問に思ったのが、なぜ人間のみを湖へ誘ったか?ということです。別に巨人や妖精,魔神や女神でもいいわけですから。人間にこだわる理由って何でしょうか。聖剣エクスカリバーを人間(カルフェン王)に渡したことで人間に思い入れがあるのかな。

人間を湖に誘い出し、湖の水を飲ませるという湖の姫の作戦は成功しましたが、その後の人間の中に入って外の世界に出るというのが失敗に終わっているというのが現状のようですね。それは自分(湖)を受け入れられるほどの度量(器)の人間がいないため。誰が無限の力を身体に取り込んで、無事に済むやつがいるんだよ。湖の姫よ、そんな奴がいるわけ・・・・・・・・・・・・いたね。ランスロットがいたね。そりゃ興味津々になるわな。
湖の姫の目的を聞いたのはランスなのに、長々と話す湖の姫に怒っていますね。「長いから簡潔に説明しろ!!」状態かな。「湖から出たい、だから人間を連れてきた!!」ということになりますね。うん、わかりやすい。
ランスの怒りがこもった一撃が湖の姫に直撃するのですが、神隠しにあって10日後に湖の姫に攻撃したときは「ぱんっ」とはじき飛ばされた攻撃が、かなりの威力となっていました(同じ攻撃かは不明ですが)自力で触手を引きちぎっていますし、相当なパワーも手にしていますよ。ジェリコが湖の水を飲んだことにより、「力を制御しきれなかった」と言っていましたから、それがランスにも表れていますね。
18歳のランスの強さの秘密はここにありそうですね。湖を受け入れるほどの度量をランスは持っており、取り込んだことにより実力や魔力が恐ろしいほどにまでなり、無双状態になっていそうですね。なぜランスが湖を受け入れるほどの度量を持っているのかは不明なので、その理由が明らかになってほしいですが。
ここで第206話 ”ほくそ笑む者” でのアーサーの発言について触れたいと思います。
「けど直に受けてみてよかったかもね~~~彼の強さの秘密・・・・・・・・・わかっちゃったかも・・・・・・・・・!!」
当時、自分は「ランスの強さの秘密が分かっても、それは対策できるの?」というところを不安視していました。強さの秘密に何かしらの代償があるのであればいいのですが、そうでない場合どうするのか?という話です。現状ランスが湖を受け入れることによる代償がないですよね。通常の人間であれば死んでしまいますが、ランスには現状異変は見当たらず、ただただパワーアップしているだけ。これ、アーサー強さの秘密が分かったところで対策できるのでしょうか?ランスから湖の姫を引きはがすとか?『浄化』でできるな。であれば対策できなくはないか。恐ろしいほどの実力と魔力を持ち、心を読むことができるランス相手にそれができるかという条件付きですが。
・次話タイトル
次話、第211話のタイトルは "湖の騎士ランスロット" です。さぁて、ランスの異名がまた増えました。番外編 ”はじまりを誘う雨の森" では後に〈湖の王子〉と呼ばれることが明かされており、〈黙示録の四騎士〉では〈戦争〉の騎士、そして今はキャメロットで〈戦神〉と呼ばれている。それに続いて湖の騎士ランスロット。
ジェリコを守るために湖の姫と戦う展開になりそうですね。ジェリコのためにしたとある決断をランスがしたということが明らかになっており(参照:『黙示録の四騎士』9巻第72話 "凍てつき燃ゆる心" より)、この展開の流れだとジェリコを救いたければランスの中に自分を入れさせろという要求を湖の姫がしてきそうな気がしました。そうなれば点と点が線になりそうです。なぜランスが湖を受け入れることができるかも明らかになるのかな?
・今話の総評
神隠し事件の恐ろしさを感じさせられ、そしてランスの強さの秘密が少し明らかになり満足度は高かった。この流れからジェリコがランスのことを好きになる展開来るのか?という思いも少しあるが。
今回の『黙示録の四騎士』第210話 ”湖の姫と少年” の感想はここまで。
コメントして頂けると嬉しいです。是非皆さんの感想・考察など教えてください。
最新話の質問やコメント、その他もろもろ待っています。最新話でなくてももちろんOKです。
次週の『黙示録の四騎士』第211話 ”湖の騎士ランスロット” の感想・考察でお会いしましょう。さよなら。
混沌ってなんで湖を生み出したんだろ
209話までの各話のとあるシーンを模写しています。209話は不敵な笑みを浮かべる湖の姫。

第209話 ”神隠し” の感想・考察はこちらから。
今回は『黙示録の四騎士』第210話 ”湖の姫と少年” の感想を書いていこうと思います。
仕事が忙しくなり、更新が遅れました。次話の感想もおそらく最新話更新日に感想ブログが出せないと思われますので、気長に待ってください。今後感想ブログの更新が遅くなるかもしれないので、事前に伝えておきます。
前話、第209話 "神隠し" の深掘りをしましたので良ければ。
目次
前話の気づき
それでは前話(209話)の感想・考察を書いた後に新たに気づいたことや思ったことのまとめを。(別にいいやと思う方は読み飛ばして頂いても大丈夫です。まぁ後々気づくことの方がめちゃ多いですがw。他の人の感想とかも参考にしています。)
・湖の姫
湖の姫がなんとなーく魔神化ギーラに見えたり、目が混沌の力を使ってるアーサーに見えたり。
・湖(他の人の感想)
湖の水を飲んだから、ランスやジェリコの魔力が強くなった?
→湖の正体がソールズベリーの魔法の湖であれば、可能性はなくはないかも
・選ばれし者
ランスが湖の姫に選ばれたのは必然?
→ベンウィックにいた行商や騎士団たちは、本人も自覚せずに突然消えたという感じがするけど、ランスだけは目の前に入り口が出てきて、湖の姫に誘われてるから、他の人とは違う。なぜ湖の姫はランスに対して、他の人とは違う行動を取ったのか気になるところ
前話の要約
ランスから語られる神隠し事件の真相。ランスとジェリコが神隠しにあった際に着いたのは果てのない畦道の深い湖。そこで謎の現象が次々と起こり、二人の前に不適な笑みを浮かべる謎の女性がいた。
初見の感想
以下からは初見の感想です(1pごとに読みながら書きながらという感じです。録音した初見読みのスペースもあるのでお時間あれば)
— にっしー_ (@nissi_sins) October 7, 2025
扉絵(1,2p):四騎士だけのカラー絵めちゃくちゃ久々だ
新衣装も良い
3p:湖の姫確定!! なんでランスの名前を知ってるんや?
4p:何目的だ?
ここで新キャラ?誰だ?
5p:混沌の騎士?ランスを襲いそうな気がする・・・
6p:え?湖は自分のモノ?湖の力を独占しようとしてる?
7p:凄い威力だな
兄ちゃんの技受け継いでるやないか
8p:ジェリコも強くなってるなぁ
湖の力って何か関係してるのかな
9p:やっぱり湖の水は何かしらの力がありそうだな
新キャラ君、散った?
10p:ランス可愛い
騎士団の一人だったか
11p:自身の力が制御できていないのか?それともパワーアップしてるのか?
湖の姫はしばらく出てこないのか?
12p:何があったんや
水を飲まないのは結構ヤバい症状になるんやっけ?
13p:ジェリコを守るためにランスが強くなっていった?
3年も続いたってヤバいな
14p:ジェリコを守るために強くなりたいよな
エレインにももちろんバンにも会いたいよね
15p:父さんみたいになりたいよなぁ
ジェリコ、本当にヤバそうだな
16p:タコちゃん?湖の姫も
ジェリコのためにした決断ここでくる?
17p:飲み続けることがダメなのか
ソールズベリーの魔法の湖で確定かな
18p:水じゃなくて魔力そのもの、なるほどな
湖自体も混沌に生み出されたのか
19p:神隠しにあわせたのはお前じゃないの?
目的を知りたいな
20p:湖を飲んでも平気そうだったな
体と一体化してる?
21p:ランスに湖の姫が乗り移ってる的な?
それと引き換えにとんでもない魔力手に入れたってこと?
22p:パワーアップしてる
湖の騎士か・・・異名多くねw
気になったシーン
ここからは気になったシーンをピックアップしていきます。
・扉絵
第210話 "湖の姫と少年" は18回目の巻頭カラーでした。〈黙示録の四騎士〉だけで4人全員が揃ってる扉絵って今まで11巻第91話 "対峙" が最初で最後だったんじゃないかな。2年後で4人揃ってのカラー絵をずっと見たかったので、ようやく見れて嬉しいですよ。・・・・・・早バレしてきた奴は許さんが。てっきり幼少期のランスとジェリコのカラー扉絵なのかなぁと思っていました。
ランスとガウェインの衣装は特に変化していなかったので、新衣装になったパーシバルとトリスタンについて。
まずはパーシバルから。ズボンは変わらずといったような感じがしますが、上の衣装は変わっていますね。服の上にミニパーシバルが刻印された盾?もありますね。盾にグローブに、どこかリオネス以降の衣装に感じるところありました。そしてマントが復活してますよ。混沌に乗っ取られたウォーラルダンの"極限のハイプリエステス" でじいじと共に身代わりとなったマントですが、戻っていますね。誰かまた作ったのか?そして「力の循環」用の鞘がありますね。22巻のおまけ漫画 "うっかりさん①" でダブズが鞘を作り忘れたと言っていたので、いずれ鞘が作られるだろうなぁと思っていたら、作られていましたねw
続いてトリスタン。今までは黄色?青?といった濃いめの色の服が多かったのですが、今回の新衣装は薄めの青、水色といったところでしょうか。なかなかに珍しい色合いだったので、かなり驚きました。
・・・2/4で剣が折れてるのはまずいのでは?ダブズに早急に作ってもらう必要がありますよね。
📜#黙示録の四騎士 最新話公開📜
— 黙示録の四騎士【公式】 (@4kishi_official) October 7, 2025
週刊少年マガジン45号で、
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・湖の姫
神隠しにあったランスたちが出会ったのは「湖の姫」だった。
ランスロットとジェリコの前に現れた謎の人物は前話の感想で予想した通り、混沌により生み落とされた「湖の姫」であることが分かりました。湖の姫は聖剣エクスカリバーをカルフェン王に渡した人物ということが分かっていますが、それ以外はほぼ何も分かっていない状態でした。
そんな湖の姫が気になる発言をしていましたよね。
「はじめましてランスロット」
「あなた・・・興味深いわ ・・・一度ゆっくりお話ししてみたい」
ランスも疑問に思っていましたが、なぜランスの名前を知っているのか?ランスにだけ興味があり、ジェリコには興味がなさそうであること。ではなぜランスに興味を持つのか?
ランスの名前を知ったのは、ジェリコがランスの名前を呼んでいたのを聞いたからでしょうか?そしてランスに興味を持つのは、後に描かれた湖の水が関係してくるでしょうね。
・騎士
ランスとジェリコが湖の姫と会話している中、とある騎士がやってくる。
「君たち〜〜〜ここで何してるの?」
「師匠!!人間だ!!! おーーーーい!! 俺たち道に迷っちまったんだ!!! おっさん聖騎士か?まさか行方不明の騎士団の一人だったりする?」
もうランスとジェリコだけしか人間は生き残っていないのかなぁと思ったら、まだいました。ランスたちの後に神隠しにあった人間かとも思いましたが、後の描写的にランスの言う通り神隠しにあった行方不明になった騎士団の一人の可能性が高いですね。この騎士は初めて出てきたキャラですが、どことなく〈闇のタリスマン〉のタムドゥっぽさを感じさせる体格や鎧に感じました。気のせい?
ジェリコを除いてランスが20日ぶりに会った生きている人間。自分も湖に浮かんでいる人間のように死んでしまうのではないかと不安になっていたランスにとってはかなり嬉しい出会いなのではないでしょうか。
騎士の方に目を向けている間に湖の姫がいつの間にか消えていたのは、ランスロットに興味があるだけで他の人間には興味がなく、興味を持たれたくもないという思いがあるのかな。

騎士に質問されたランスが正直に答えていると「湖」というワードが出たからか、いきなりランスに襲いかかりましたね。
「渡さない・・・・・・・・・・・・!この湖は私のモノだぁぁァァ〜〜〜!!!」
いきなり襲いかかったり、湖を自分のモノと主張する辺り、少しおかしい様子に感じますね。これも後のジェリコのように湖の水(水ではないけど)をたくさん飲んでいたからでしょう。
そんな騎士がランスとジェリコに向けて放ったのが"闘気の雨(スピリット・スコール)"。ちゃっかり技名貰ってるw しかもそれなりの威力も持ち合わせてますよ。「闘気」と言ってるくらいですから、戦闘への気力が可視化して雨のように放たれるという感じかな。他のキャラがこの技使えたら、もっと凄い威力になりそう。
そんな騎士の技をランスが受けてしまったことに怒り、ジェリコが"吹雪乱舞(ブリザード・アクセル)"で反撃しました。"吹雪乱舞"と言えば、『七つの大罪』の王都戦でジェリコの兄であるグスタフが魔神化ヘンドリクセンに使用していましたね(参照:『七つの大罪』12巻第94話 "絶望降臨" より) しっかりと"吹雪乱舞"を受け継いでいましたね。そして"吹雪乱舞(ブリザード・アクセル)"といえば、鈴木央先生の過去作『ブリザードアクセル』を思い浮かべますよね。フィギュアスケートを題材にした漫画で面白いので、気になった方は是非。
ランスを守るという強い気持ちが騎士を湖に吹っ飛ばしました。吹っ飛ばすほどの勢いだと思うと、この技もそれなりの威力を持っていますね。湖に落ちた騎士は湖の水に喜んで摂取しようとしたのかな?それが逆に仇となって沈んでしまって、退場案件になってしまったのかな。退場するようなキャラだろうなぁと思っていましたが、想像以上にすぐでしたw
あの〜ランス?ちょっとそこ退いてもらっても?なぜか今嫉妬してしまった。
・普通ではない
ランスとジェリコは改めて連れてこられた場所の異様さを思い知らされる。
ジェリコがランスを守るために負ってしまった怪我をランスが自分の服を破って、手当てをしていますね。それに対してジェリコが「まるで昔のバン見てぇ」と言ってましたが、過去にバンってそんなことしてましたっけ?服を破って手当てをする行為というよりは、破った後の服装がバンみたいという感じでですかね。戦闘でバンの服はボロボロになることがありますから。
こちらの世界に来てからの不思議な現象にジェリコは改めて認識していますね。
- 無限に広がる空間
- 湖に消えた謎の女
- 湖の水は飲むだけで身体の底から力が湧いて心が昂る(自身でも制御しきれない力を持つ)
・116日目
神隠しに遭遇してから116日、ジェリコに異変が起こる。
できる限り湖の水を飲まないようにしようと言っていたジェリコ本人がかなりの量の水を飲んでいますね。ランスが必死に止めようとするも、その手を振り解くほど夢中に。
「これはお前のためなんだ・・・ この水を飲めば力が手に入る!! そうすりゃお前を守ってやれるだろ?」
湖の姫に会ってから約3ヶ月ほど経過し、どのようなことが起こったかは分からないですが、湖の水を飲み続けた影響か、力を手に入れるために湖の水をガブ飲みするほどの状態にジェリコはなってしまいましたね。「心が昂る水」と言っていましたから、普段とはジェリコの様子が違いましたよね。ここのジェリコに怖さを感じました。その後すぐに我を取り戻してランスに謝っていますが、なぜこうなってしまったのか気になりますよね。そしてジェリコと同じくランスも湖の水を飲んでいると思われますが、なぜランスには影響がないのか?ここも気になるところですよね。

ちょっと髪が伸びてきてるランスも良きですな。あれ?もしかして神隠しの間に髪の毛切ってない感じ?3年間でどうなったのよ、その姿を見せなさい。
一人で修行をしながら色々な決意を固めていますね。今度は自分が師匠であるジェリコを守るという決意いいですね。飲まない方がいいであろう湖の水をガブ飲みしてしまうほどの状態になっていますからね。父親であるバンみたいに強くなりたいというのも改めていいなぁ。
修行しているランスを見ているとやはり武力>魔力というような気がするなぁ。
・湖の水の正体
ランスが修業中、ジェリコが湖に落ち、そして湖の姫が再び姿を現す。
ジェリコが湖の水を再び欲したんじゃないかとランスは思ったのでしょうか?それとも後に出てきた湖の姫がジェリコに何かしようとしていたのが分かったとか?個人的には前者な気がするけど。
溺れたジェリコと共に姿を現したのが湖の姫、そして神隠しにあってから10日目に遭遇した謎のタコ?の触手。タコの触手と湖の姫は無関係なのかなぁと思っていたのですが、関係ありありでしたね。というか後に湖の姫の身体の下が描かれましたが、まさか湖の姫の身体の一部とは思いませんよ。
ジェリコの限界を悟ったため、湖の姫は再び姿を現したようですね。湖の水に疑問を抱くランスに湖の水について説明されました。
「そう・・・この水を飲みつづければ人はみな耐えられずにいずれ死に至るの なぜならこの湖は無限の力の集積場なのだから・・・ これは水なんかじゃない そのあまりの濃度に視覚化された魔力そのものこの湖はーーー混沌に生み出された巨大な魔力貯蔵庫なの」
凄い情報が出てきましたね。湖の姫がいるということはここは『七つの大罪』で魔神王戦の舞台にもなったソールズベリーの魔法の湖です。魔神王を倒した〈七つの大罪〉合技"不倶戴天"はブリタニアを消しかねないほどの威力を持っていましたが、その攻撃をソールズベリーの魔法の湖が吸収していました(参照:『七つの大罪』40巻第332話 "代償" より)さらにアーサーを混沌の王に目醒めさせるためには莫大な魔力が必要でしたが、それをソールズベリーの魔法の湖にある魔力を用いていました(参照:『七つの大罪』40巻第335話 "魔女が求めつづけたもの" より)『七つの大罪』でソールズベリーの魔法の湖は凄い力を持っていることは明らかになっていたので、無限の力の集積場というのはすんなりと受け入れることができました。無限に広がる空間にある広い広い湖、そしてその深さは相当。無限の力の集積場というのは間違いない気がしますよね。
ですが、ここからがとんでも情報。湖の水は濃度が濃いため可視化された魔力そのものであること。そしてソールズベリーの魔法の湖は混沌により生み出されたということ。
今まで魔力は気のようなもので漫画として可視化されてきたことはありましたが、実体化するのは結構ヤバいですよね。そんなレベルなのか。そして後者、湖の姫は混沌にやって生み出されたことは明らかになっていましたが、ソールズベリーの魔法の湖もだったか。湖の姫はなんでブリタニアにある不思議な湖から離れられないのだろうかと思っていましたが、おそらく湖と一緒に混沌に生み出されたのでしょうね。ではなぜ離れられないのか、湖の姫の役割は何なのか?という疑問が出てきますよね。
・目的
神隠しの犯人が湖の姫だと分かったランスはその目的を尋ねる。
ランスが神隠しの犯人を湖の姫だと思っていますが、湖の姫本人は悪者扱いされて怒っていますね。むしろ自分を被害者だと思っていますよ。
「悪いのはね・・・耐えられずに死んじゃう人間 みんな自分から勝手に水を飲んで勝手に死んだだけ だからあなたに興味津々なの!! なぜ湖を飲んでいまだに正気でいられるのか」
食べ物も飲み物をない空間に閉じ込められたら、そりゃ誰だって湖の水を飲もうとなるよ。湖の水が悪影響を及ぼすと分かっても、生きながらえるためには飲むしかないですからね。湖の水を飲み続けたら、襲ってきた騎士やジェリコのように正気を保っていれないのに、なぜかランスは正気を保っていられる。自分が疑問に思ったことを湖の姫も思っていたようですね、しかもかなり興味津々な様子。10日目に触手で襲ってきたり、20日目に接触してきた理由もこれが理由なのかもしれないですね。
そして湖の姫の全体像?が描かれました。先ほども触れましたが、まさか触手が体の一部ですし、さらにはタコ以外にも海洋生物の特徴を持っていました。チョウチンアンコウやカニ,フグに貝などなど。「マジで一体何者やねん」とますます疑問に思いました。
さらに後に驚きの発言がありました。
「・・・私は湖として生み落とされてからずっと・・・・・・ 独りこの場所に縛れていた 本当に・・・本当に寂しかったわ・・・」
「湖として生み落とされて」、さらっと言ってますけど結構重要発言じゃないですか?今話を読んでいて、てっきり「ソールズベリーの魔法の湖と湖の姫は同時に生み出されて、湖の姫はソールズベリーの魔法の湖から離れることはできない」という認識だったのですが、まさかの「ソールズベリーの魔法の湖=湖の姫」という個人的にはとんでもない情報がここで出てきました。ということは、神隠しにあった人間たちは湖の水=可視化した濃度の濃い魔力の巨大貯蔵庫=ソールズベリーの魔法の湖=湖の姫を飲んでいたということですよ・・・・・・。自分が湖の姫だとしたら、人間に勝手に摂取されて嫌だと思いますが、湖の姫にとってはそれが狙いだったようでした。
ソールズベリーの魔法の湖に独りでずっと縛られていたから、人間を湖へ誘い出して、湖の水を飲んでもらうことで自分が人間の中に入り、外の世界へ出ようという考えだったようですね。湖の姫の目的が明らかになり、さらに神隠しの犯人もランスの言っていたように湖の姫であることが確定しました。上記で紹介した前話の深堀りブログで神隠しには2種類あり、今回起こった人間だけが消える神隠しは湖の姫が犯人であり、大地と一緒に人間や動物も消える神隠しはアーサーが犯人であることはほぼ間違いなさそうな気がしました。ここで疑問に思ったのが、なぜ人間のみを湖へ誘ったか?ということです。別に巨人や妖精,魔神や女神でもいいわけですから。人間にこだわる理由って何でしょうか。聖剣エクスカリバーを人間(カルフェン王)に渡したことで人間に思い入れがあるのかな。

人間を湖に誘い出し、湖の水を飲ませるという湖の姫の作戦は成功しましたが、その後の人間の中に入って外の世界に出るというのが失敗に終わっているというのが現状のようですね。それは自分(湖)を受け入れられるほどの度量(器)の人間がいないため。誰が無限の力を身体に取り込んで、無事に済むやつがいるんだよ。湖の姫よ、そんな奴がいるわけ・・・・・・・・・・・・いたね。ランスロットがいたね。そりゃ興味津々になるわな。
湖の姫の目的を聞いたのはランスなのに、長々と話す湖の姫に怒っていますね。「長いから簡潔に説明しろ!!」状態かな。「湖から出たい、だから人間を連れてきた!!」ということになりますね。うん、わかりやすい。
ランスの怒りがこもった一撃が湖の姫に直撃するのですが、神隠しにあって10日後に湖の姫に攻撃したときは「ぱんっ」とはじき飛ばされた攻撃が、かなりの威力となっていました(同じ攻撃かは不明ですが)自力で触手を引きちぎっていますし、相当なパワーも手にしていますよ。ジェリコが湖の水を飲んだことにより、「力を制御しきれなかった」と言っていましたから、それがランスにも表れていますね。
18歳のランスの強さの秘密はここにありそうですね。湖を受け入れるほどの度量をランスは持っており、取り込んだことにより実力や魔力が恐ろしいほどにまでなり、無双状態になっていそうですね。なぜランスが湖を受け入れるほどの度量を持っているのかは不明なので、その理由が明らかになってほしいですが。
ここで第206話 ”ほくそ笑む者” でのアーサーの発言について触れたいと思います。
「けど直に受けてみてよかったかもね~~~彼の強さの秘密・・・・・・・・・わかっちゃったかも・・・・・・・・・!!」
当時、自分は「ランスの強さの秘密が分かっても、それは対策できるの?」というところを不安視していました。強さの秘密に何かしらの代償があるのであればいいのですが、そうでない場合どうするのか?という話です。現状ランスが湖を受け入れることによる代償がないですよね。通常の人間であれば死んでしまいますが、ランスには現状異変は見当たらず、ただただパワーアップしているだけ。これ、アーサー強さの秘密が分かったところで対策できるのでしょうか?ランスから湖の姫を引きはがすとか?『浄化』でできるな。であれば対策できなくはないか。恐ろしいほどの実力と魔力を持ち、心を読むことができるランス相手にそれができるかという条件付きですが。
・次話タイトル
次話、第211話のタイトルは "湖の騎士ランスロット" です。さぁて、ランスの異名がまた増えました。番外編 ”はじまりを誘う雨の森" では後に〈湖の王子〉と呼ばれることが明かされており、〈黙示録の四騎士〉では〈戦争〉の騎士、そして今はキャメロットで〈戦神〉と呼ばれている。それに続いて湖の騎士ランスロット。
ジェリコを守るために湖の姫と戦う展開になりそうですね。ジェリコのためにしたとある決断をランスがしたということが明らかになっており(参照:『黙示録の四騎士』9巻第72話 "凍てつき燃ゆる心" より)、この展開の流れだとジェリコを救いたければランスの中に自分を入れさせろという要求を湖の姫がしてきそうな気がしました。そうなれば点と点が線になりそうです。なぜランスが湖を受け入れることができるかも明らかになるのかな?
・今話の総評
神隠し事件の恐ろしさを感じさせられ、そしてランスの強さの秘密が少し明らかになり満足度は高かった。この流れからジェリコがランスのことを好きになる展開来るのか?という思いも少しあるが。
今回の『黙示録の四騎士』第210話 ”湖の姫と少年” の感想はここまで。
コメントして頂けると嬉しいです。是非皆さんの感想・考察など教えてください。
最新話の質問やコメント、その他もろもろ待っています。最新話でなくてももちろんOKです。
次週の『黙示録の四騎士』第211話 ”湖の騎士ランスロット” の感想・考察でお会いしましょう。さよなら。
混沌ってなんで湖を生み出したんだろ
209話までの各話のとあるシーンを模写しています。209話は不敵な笑みを浮かべる湖の姫。

第209話 ”神隠し” の感想・考察はこちらから。
コメント
コメント一覧 (6)
nissi0725
が
しました
トリスタンは若エスタロッサの服に似てた
意図してエスタロッサとマエル要素入れてるのか?
恐らくランスロットは湖の姫の器になって
あの凄い魔力を手に入れたのはほぼ確実ですね
そうなるとアーサーは混沌の力でランスロットを
利用するか湖の姫を引きはがして弱体化してきそう
湖の姫は人間を選んでたのは混沌に一番近いからかと
アーサーやマーリンとはどうしたのかもそうですが
喋り方や性格が七つの大罪の頃と違って別人?
みたいになっているのも個人的に気になりました
気長に待ちますので無理せず楽しんでください
nissi0725
が
しました
湖に迷い込んで約3.5ヶ月の時点でこの状況だと、
残りまだ2年半以上あるが、その間何をしていたんでしょうね。
まだ次回以降でいろいろあるのかな?
混沌って七つの大罪で魔神、女神、妖精、巨人に幻滅して人間を生みだしたみたいな描写なかったですっけ?
だから人間を選んでいたのかなぁと思いました。
nissi0725
が
しました